中島義道「孤独について」

中島義道氏の「孤独について」を読んでるんだけれど、何かあれは、ひたすら自伝ですね。思ってたのとは違った。まぁしゃあないか。かなりの格式ある出の父・母、最初はそこにはまるで追いつかなかった自分の家事情、それでもまぁ何だかんだで孤独ではあるけど、社会的には「評価される」立場に行くまでの自伝ですねぇ。うーん。離人症みたいになった、とかもあったけど、まぁ、とにかく自伝ですよね。ちょっと損した気分。ちっとも「生きるのが困難な人々へ」って内容ではない。